
京都近代美術館で開催されている友禅の展覧会へ行ってきました
友禅は着物生地に絵柄を描き染めていく反物、くらいしか知りませんでした
江戸時代から現代までのたくさんの着物が展示されていて
あのような数はかなり贅沢だったと思います、友禅(とても高価)ですから。
まず驚いたのが江戸時代の図案がいくつも並べられていました
その多さにもびっくりだったのですが
図案がそのまま残っているということは
言わずもがな連綿と続く歴史を継承している証拠、ということです
そして二つめに驚いたことは明治時代の絵柄なんですが
ホルスの目とか占星術の記号のような
エジプトに関連している柄の反物があったんです
万博だったから?開国になったから?と思いつつ
後日、調べてみたのですがわかりませんでした
なぜにエジプト?謎は深まるばかりです、、
洋服って立体面でつくられているのですが
和服は平面を合わせてつくられているんです、
製作目線で思ったことは
なんと!平面のほうが難しい、と痛感したことです
面だとぴったり合わせるのが難しい!
慣れていないだけなんだろうか、、
真っすぐ縫えばいいだけ、と
短絡的に考えていた自分が甘すぎたと猛反省しました
そして、展覧会でとてもお得に感じたのが円山応挙の絵があったのですよ~
円山応挙が友禅に関わっていたなんて貴重なエピソードだと思いました
また、日本の無形文化財保護は昭和24年から始まったそうなのですが
友禅染はその第一号認定となったそうです